結納とは?ABOUT YUINOU
結納は日本に古くから伝わる婚礼儀式です。
結婚を約束した男女が婚姻の証として縁起の良い品々を贈ります。
結婚が認められてきた時代から現在にまで続く「伝統ある儀式で品物を贈りあう」ことで
両家の結びつきをより強くするという意味合いがあります。
結婚の正式申し入れと承諾をあらわす儀式です。
結婚の三儀 ・・・・・・婚約の儀・結婚の儀・披露の儀
結納を行う日にち・時間帯
沖縄では吉日であるとされる六曜の大安・先勝・友引などの日を選ばれることが一般的です。ただ、最近ではご両家の皆様の都合の良い日を選ばれることも多くなってます。
時間帯は干潮から満潮にかけて行うしきたりがございます。生命が誕生する縁起の良い時間帯であることや、潮が満ちるように縁談も発展してほしいという願いを込めてだとされています。
御結納品の種類(例・九品の場合)
通常では以下の9品を結納品として納めます。
- も く ろ く目 録
- 結納品の品名を箇条書きにした送り状
- な が の し長 熨 斗
- もとはアワビをたたいてのばしたもの。延命長寿の願いが込められている
- き ん ぽ う金 包
- 御結納金を包みます。
- か つ お ぶ し勝 男 節
- 男節・女節で組わせて一心同体で末長く。
- す る め素 留 女
- 味のある夫婦になってほしいという気持ちのあらわれ。
- こ ん ぶ子 生 婦
- 元気な子を産んでほしいという気持ちのあらわれ。
- ともしらが友 白 髪
- 夫婦円満で共に白髪になるまで長寿を願う。
- す え ひ ろ末 広
- 末広がりの繁栄を願って、夫婦扇を入れます。
- やなぎだる家内喜多留
- 泡盛で契りの盃を結び、家内円満を願います。
沖縄 結納菓子料理
沖縄では男性側から持参する結納品のお供として結納菓子・料理が付き物です。
結納菓子
- サーターアンダギー
- 女性を意味しています。丈夫で立派な子どもを産むように、という願いが込められています。
- カタハラ・ウブ
- 男性を意味しており、子孫繁栄を祈願しています。大きなものほどよいとされます。
- 松風(まちかじ)
- 二人の縁を結ぶということで、末永くいつまでも仲良く幸福に暮らすという事を意味するものです。
結納菓子
奇数の品の縁起のよい料理を人数分だけ持参していきます。
一般的には赤・カステラカマボコ、結び昆布、豚三枚肉・天ぷら・田芋などの食材が使用されております。